やまだクリニック　大阪府池田市|内科　循環器内科

2021年9月頃より帯状疱疹ワクチンのTVコマーシャルをよく見るようになりました。

その為か患者様からよく質問を受けるようになりました。

免疫には液性免疫/抗体を作って異物を攻撃する　と　細胞性免疫/細胞が直接異物を攻撃する

の２種類が有りますが帯状疱疹の発症には細胞性免疫が重要の様です。

ワクチンとしましては

従来の水痘生ワクチン　帯状疱疹予防に2016年より適応追加

新しいサブユニットワクチン

の２種類が有ります。

生ワクチンは１回接種で有効率50-60％　効果持続５年程度

サブユニットワクチンは２回接種で有効率90％以上　効果持続９年程度

と言われていますが、これだけ見るとサブユニットワクチンの方がよさそうですが、高額であることとアジュバンドというものが含まれている為に注射部位の痛みなどの副反応がやや多く、私見ですが現在行われている新型コロナワクチンのような位置ではないかと思います。

生ワクチンは免疫抑制状態では接種出来ませんが、サブユニットワクチンは大丈夫というメリットが有ります。

どちらを選択するかは選択していただく必要が有りますが、禁忌でない限り高額でもよいからしっかりと予防したい方はサブユニットワクチンを、普通でよいと思われる方は生ワクチン・・ざっとこのような感じでしょうか。